真心クッキーズのブログ

10歳の女の子が本気でお店を開く道のり

第三話【針の先ほどの光】

 

 

運命は自分で切り開く

 

 

その想いを込めて作った

 

 

まだ何も入ってない名刺入れをポケットに入れて

 

就活開始

 

 

 

何故か手創りの物を持っているだけで
不思議とパワーが湧いてくる。

 

 

 

美容室に行って髪を整えてきたような
生まれ変わったような気分

 

 

 


パソコンの技術は持ってないけど
幼い頃から分解も好きだったが
もう一つ好きなこと

 

 

 

絵を書く事

ちなみに今から10年ほど前になるが

 

小説とかのコンクールに
初投稿で小説と絵本と絵と詩がついたやつの
3部門を同時投稿したことがある。

 

 

その時、

小説・絵本・詩集
が、1次審査を通過

 

 

 

その次に
また2次審査通過

最終審査で
小説だけが残り

 

 

賞を夢見た。


でも、そんな甘くない。

 

 

 

 

賞は取れなかった。

だが、初投稿で

 

3部門同時に出して
審査に通過し続けたことが
審査員の方の目に止まり

 

 

 

後日、電話がかかってきて福岡のイムズで会うことになった。

 

 

そしたら、もともとのコンクールで
用意されてあった賞は獲れなかったが

 

 

 

特別に【出版化推薦賞】を頂いた。

 

 

 

 

ただ、これは賞を獲っているわけではないので
出版社からの出版と言うわけではない。

 

 

出版社と資金を出し合って協同出版というわけ。

 


丁重にお断りし

 

 

 

また来年、投稿して
自力で賞獲って出版してもらいます。

 

と、カッコつけたのだが

 

 

 

 

それ以来ペンは握ってない。

 

 

 


その年に結婚して
いろいろ忙しくなって
いつの間にか目標じゃなくなっていた。

 

 

 

ちょっと振り返ると
自分が決めた目標に努力する力が
足りなかった…残念だ。

 

 

 

 

また話がそれてしまったが、
そんな経験からも

 

 

 

 

 

WEBデザイナーなどの
クリエティブな仕事に興味があり

 

 

 

志願するも、この時29歳

 

 

実務経験なしで年齢的にも
今からは厳しいと、どこも受からず

 

 

 

その方向性は就活が長引いてるせいもあり

 

生活力的にも早く就職しなければならないので
捨てざる負えなく

 

 

とにかく色々と受けてみた。

 

 

 

 

結果、変わらず

 

 

 

小指ないこと指摘され勘違いされ
ことごとく不採用。

 

 

 

 

もちろん小指が無いだけのせいではないと思ってる。

 

 

 

 

私自身にも面接力や採用されない悪い面があるのだろうけど

 

 

 

 

とにかく、受からない。

 

 

 

 

受からないくせに

就職できないくせに

 

 

 

 

毎月必ず生活費はかかってくる…

 

 

 

 

あの生まれ変わった気分は
どこへ行ったのか…

 

 

 

 

 

名刺入れを眺める。

 

 

 

 

ん?

 

 

 


これ、もしかして

 

なんとかなんない?

 

 

家に帰ってネットで調べてみた。

 

 

 

GoogleとかYahoo!で月間に●●を検索された数とか
わかる何かないのだろうか?

 

 

 

何だかありそうだ。そんなのが!

と、思って検索


ビンゴ

 

 

Googleのキーワードアドバイザーツールなるものがある。

※現在はキーワードプランナー

 

 

これは、そこにキーワードを入れると
月間にどれだけの人がそのキーワードで検索したかの数が概算で出てくる。


これだ。


そして、検索してみる

 

 

 


革 オーダー

財布 オーダー

 

 


なるほど、こんなに検索してる人がいるんだ!


需要はわかった。

 

 

 

 

あとは供給は?

 

 

 

オーダーに対応できる店を

調べてみると当時、あまりすごい数ではない。

 

 

 

 

 

これ、商売っていけないかな?

 

 


もちろん、実店舗なんて無理だけど

 

 

 

 

 

無料のホームページとかでショップ立ち上げて
できないんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

そうすればゼロからでも始められるよね?

色んな期待と希望が湧いてきた。

 

 

 

 

 

 

ネットショップが立ち上げてすぐ結果が出るなんて
それは、これっぽちも思ってなかった。

 

 

 

 

 

集客が大変だとかは素人ながらに分かっていた。

でも、まずはこれだ!

 

 

 

 

ホームページは今や店の看板みたいなもんだ。

 

 

 

 

今から立ち上げておいて

 

 

 

 

足使ってオフラインで宣伝して営業して
注文を取っていこう。

 

 


これが、事実上の81windのはじまり

 

 

 

 


まずは、HP作る(店の看板として)

 


友人・知人に営業して商品を作る。
ご要望に応じて好きなもの作るので
最強の商材。

その商品の写真を撮り
ネットショップの商品に並んでいく。
(許可を取って)

HPにも少し商品が並んでくると
カタログとして使える。
もちろん印刷したカタログも持参で営業できる。
その時HP紹介も踏まえたチラシを作っておいて
お渡しすることで口コミ効果

そのうちHPも見てもらえるようになる。
ネットでも売れる。ネットは24時間営業してくれる。

 

 

 

 


これが、私の
夢の計画だった。

 

 

 

これを今、書いてて自分で思う。

 

 

 


こんなシンプルな計画の裏に潜む

 

 

 

すっごい苦難が待ち受けてることも知らずに
ワクワクして夢見てるこの時の自分に吹き出してしまいそうだ。

 

 

 

まず、第一に不安要素を考えてみる。

 

 

 

 

まだ名刺入れくらいしか作ったことない奴が
財布の注文受けて作れんの?って話し

 

 

 


答えは

 

 

 

 

 


なんとかしてみせる

 

 

 

 

 

 

不安要素終了。

 

 

 

 

 


はっきり言って
本物のバカか、自信のある奴に限り
許されたセリフである。

 

 

 


だけど、

 

 

何の根拠もないけど後者である。

 


何の根拠もないけど自信があるのである。

 

 

 

おそらく本物のバカだからであろう。

 

 

 

そして、計画準備に入る。

 

 

 

 

 

 

針の先ほど光がさした。

 

 

 

 

 

まず、無料のネットショップを立ち上げよう。

 

 

>>第四話【知識の雨が降る】に続く